のみやま眼科|北見市常盤町の眼科|白内障、マイボーム腺機能不全、近視進行抑制治療

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緑内障って…?

北見にも一段と寒い季節がやってまいりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は失明原因の上位にもなっている緑内障についてお話したいと思います。
緑内障ってどんな病気かご存知ですか????

緑内障とは??

視神経と視野(見える範囲)に特徴的な変化を示す病気で、通常は、眼圧を十分に下降させることで視神経障害を改善もしくは抑制することができる疾患です。
治療せずに放っておくと、病気が進行して失明する可能性があるため、早期発見・早期治療を開始することが大切です。

視神経??眼圧??

目には約100万本の神経線維が集まっており、目と脳を繋いでいるのが視神経といいます。視神経が障害されると、神経線維が徐々に減ってしまうため視野が見えづらくなってきます。

眼圧は「眼の中の圧力」のことです。眼の中で一定量の水(房水)が作られ、それと同じ量が眼から流れることで、一定の眼圧が保たれています。このバランスが崩れると眼圧が上がったり、下がったりします。一定以上の眼圧は必要ですが、眼圧が高すぎると視神経が障害されます。

緑内障の種類

緑内障はいくつかの種類に分けられています。
○小児緑内障・・・胎生期の隅角発育異常や他の疾患・要因により小児期に眼圧上昇する緑内障
○続発緑内障・・・他の眼疾患・全身疾患や薬剤使用による眼圧上昇が原因になる緑内障
○原発緑内障・・・眼圧上昇する原因が他の疾患にない緑内障
原発緑内障には、房水の出口である隅角が狭い【閉塞隅角緑内障】と隅角が広い【開放隅角緑内障】があります。
【開放隅角緑内障】
一般に多い緑内障です。眼圧上昇は軽度で、視野障害の進行もゆっくりです。
眼圧が正常範囲内である「正常眼圧緑内障」も含まれ、日本人に多いといわれています。
【閉塞隅角緑内障】
房水の出口である隅角が閉塞することで眼圧上昇がおき、視神経を障害します。
急激に眼圧が上昇することがあり、治療が遅れると短期間で失明に至ることもあります(急性緑内障発作といいます)。

症 状

視野検査を行うことで初期からの視野障害を検出することができますが、日常生活では両眼で見たり、目を動かしたりしているので病気がかなり進行するまでは、自覚症状はほとんどありません。
急激に眼圧が上昇する急性緑内障発作が起こった場合は、見え方の異常の他に充血や眼痛、頭痛、吐き気などの症状を起こします。

検 査

緑内障の診断・評価のためには眼圧検査、視野検査、眼底検査、画像検査、細隙灯顕微鏡検査、隅角検査などを行います。
眼圧が高くないこと(正常眼圧緑内障)も多いですが、緑内障の種類を決めて治療方針を考えるため、どのタイプの緑内障も眼圧検査は欠かせません。
眼底検査で視神経乳頭の状態を確認し、さらに視野検査を行うことで、それに一致するような視野異常が見られる場合に緑内障と診断がつきます。最近では、三次元画像解析(OCTなど)を組み合わせることで、ごく初期の緑内障を診断できるようになってきています。

治 療

眼圧を下げることが、緑内障の進行を抑える治療になります。
治療は点眼療法が中心ですが、最近では点眼療法に加え、選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)を併用することもあります。
閉塞隅角緑内障では、急性発作を予防することが重要になります。隅角が閉塞しにくくなるような治療(レーザー虹彩切開術や白内障手術)が有効になります。
治療効果を確認し、不十分な場合には点眼薬を変更・追加したり、レーザー治療や手術を併用したりするため定期的な通院を続けることが重要になります。
日常生活で気を付けることは特別ありませんが、緑内障と診断されて治療が始まったら、毎日忘れずに目薬をさすことや、定期的な通院が大切です。

緑内障は自覚症状が出づらい為、健康診断見つかることが多いです。
定期的に健康診断を受けることが早期発見につながります!

緑内障は自覚症状が出づらい為、健康診断見つかることが多いです。
定期的に健康診断を受けることが早期発見につながります!

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