2021/07/21
当院でのマイボーム機能不全(以下MGDとします)の治療についてホームページを見て下さった方もいらっしゃると思います。
その中にMGDの治療法として温罨法(まぶたを温める)という方法が書かれていますので、今回はその温罨法について少し詳しくお伝えします。
(マイボーム腺の脂をとかし、まぶたの血流を改善していく効果があります)
温罨法の1つは、当院でも取り扱いをしているあずきのチカラ*目もと用*です。
昔から体を温めるものとして重宝されていたというあずき。蒸気温熱ピローとなっており、電子レンジで温めて目元にのせて約5分。MGDの治療もかねてゆっくりリラックスするお時間を作って見てはいかがでしょうか。
温罨法のもう1つは、タオル(おしぼり)を使用したまぶたの温め方です。
こちらはLIME研究会のホームページでも温罨法の方法が紹介されていますが、その中に2020年7月に「ためしてガッテン!」で放映されたホットタオルの作り方も紹介されていましたので、今回はその方法をお伝えしたいと思います。
ご用意いただくもの
✿おしぼり(または薄手のタオル)2枚
✿ポリ袋 1枚
- おしぼりを1枚水で濡らしてしぼる
- 濡らしたおしぼりをグルグル巻きにして、そのまま電子レンジに入れ加熱
(おしぼりサイズで500W 1分/大きいサイズだとさらに長い時間加熱を) - おしぼりを取り出してすぐにポリ袋に入れる(やけどに注意しましょう)
- もう1枚の乾いたおしぼりでひと巻きして~完成!
- まぶたの上にのせて5分間リラックスタイムをお過ごしください
★ポリ袋と乾いたタオルを挟むことで温かさの持続するホットタオルになります
(固まった油を溶かす最適温度が40℃と言われています)
これを1日2回(朝・晩など)2週間以上続けていただくと効果的です!
※花粉症をはじめとしたアレルギー性結膜炎のある方は、目を温めることで目が赤くなったり(充血)
目がかゆくなったり(眼搔痒感)することがあります。そのような場合は、主治医の先生とご相談ください。
看護スタッフ